『信じられない・・それって非常識じゃない？』
自分ではそう思っている事を相手も同じように思っているとは限りません。
母の介護をしていたとき、母と一緒に住んでいた妹ばかりに
負担がかからないよう週末はきょうだいで順番に母の面倒を見ていました。
自宅が３階だった私は車椅子の母を連れてくることが出来なかった為に
お世話をする週末は母宅に泊まって母のお世話をしていました。
そして週末が過ぎ私は自宅に戻り、妹が帰って来る。
（妹は週末婚なので週末に旦那さんの所に帰ります）
ある日のこと、妹が帰って来てお風呂場で何やら・・
そのうち大声で『信じられない！！シャワー使ったら普通、蛇口から
水が出るように戻すでしょう！普通は！！』と怒っていました。（汗
妹はいつもシャワーを使った後は蛇口からお湯が出るように戻しておくらしく
その時も当たり前のように蛇口から水が出ると思っていた妹は
お風呂場にある猫ちゃんの水を入れようと、いつものようにお水を出したら・・
蛇口から水が出てこないでシャワーから冷たい水が出てきて、
頭から水を浴びてしまいカンカンに怒っていたのです。
私はその前にシャワーを使っていましたが、それを蛇口から出るように
戻しておかなかったのです。
妹は『考えられない！普通、シャワーにしておかないでしょう！』と言っていました。
私は妹の言う『普通』とか、妹の『常識』がわからなかったのです。
私の普通は水やお湯を出すときに、シャワーになっているか蛇口から出るか
確認して必要に応じて使っているので、前に使った人がどこに合わせているかなど
問題ではなく自分で確認してから使うのが『普通』だったからです。
妹の常識からみたら、私は非常識であるけれど
私の常識は使うときに自分で確認して使うことが常識だったのです。
自分が常識だと思っている事が他人も同じように常識だとは限らない。
これを忘れないようにしないと、全てのマイルールを他人に押し付けて
しまう事になってしまうし
マイルールに従わない相手に対してイライラしてしまいます。
さっきの例は私と妹の間の事でしたが例えば
国が違えば常識も非常識
お箸を使ったり、フォークを使ってお食事をしている国もあれば
手でお食事をする国もあります。
日本で食事の時に手でつかんで食べていれば、やっぱり『非常識』と
言われてしまいますよね？
片膝を立ててお食事をするなんてお行儀が悪いと日本では言われますが
韓国でのお食事のときは片膝を立てて座るのは韓国女性の伝統的な座り方です。
そんな風に、国が違えば非常識も常識だったり
常識も非常識だったりします。
自分の常識が他人にとっても同じように常識だとは限らないので
『常識に縛られない』
柔軟な考え方が必要だと思います。
私はいつもこうしていたけれど、こう使う人もいるんだな～
これが常識だと思っていたけれど、こんな方法もあるんだ。
こうだとばかり信じていたけれど、これもありだね。
こんなことするのもあるんだね～面白い！
年齢を重ねるごとに、凝り固まった考えになりがちですが
マイルールに縛られる事なく他人のルールも認めつつゆる～く考え
受け入れられるような、そんな人間になれるように
私自身もゆる～く柔軟にと日々心がけています。
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